| 最新で有効な治療を積極的に取り入れ、心のこもった治療をめざし、平成10年6月に京王線西調布駅前にオープンしたのが「西調布歯科医院」である。
院長の玉置秀司さんは国立長崎大学歯学部卒業後、都内の歯科クリニックに勤め、多くの患者さんを治療してきた経験がある。そのときにいくつか困難なケースを治療してきたが、従来の方法では限界とされてきたケースを、なんとか効率よく治療できる方法はないものかと考えていたときに出会ったのが、最新型の高出力レーザーであった。開業時に導入したのは、医科ですでに実績のある S.L.T.ジャパン社製のNdYAGレーザー機「パワーパルス」だ。
YAGとはイットリウム、アルミニウム、ガーネットの略で、ガーネット(ざくろ石)を使った、近赤外線の目に見えない光のことである。レーザー光線を照射すると、血やリンパの流れを改善したり、痛みを除去したりして、治癒能力を最大限引き出してくれる。そして、何よりもすばらしいのは副作用がないことである。
同医院は、このレーザーの導入で治療の幅が大きく広がったという。歯槽膿漏などで歯茎から浮いている歯で、従来なら当然抜いていたような歯であっても残せるケースも出てきた。また、レーザーを当てることにより、膿がとまり、腫れがひき、歯肉の部分が引き締まってくる。出血させずに切開することも可能。歯を削るときも、虫歯部分のみを選択して除去することもできる。麻酔なしで歯肉のメラニン色素をとることも可能だ。そのため、麻酔が使えない人やお年寄りの方に大変喜ばれている。
しかし、高出力レーザー装置は反応が劇的な分、慎重に取り扱う必要があり、患者に応じて柔軟に使っていかなければいけない。 玉置院長は「レーザー治療の発達でこれまでの治療の概念ががらりと変わった。これからの歯科治療の主流になっていくのではないか」と語る。
同医院では、患者の希望を最大限に取り入れていくことをモットーとしている。患者の希望がかなえられるように、あらゆる角度から考え、ワンパターンの治療はしたくないとの考えをもっている。 治療技術の範囲が広いので「どんなことでもいいので、お口の病気で困っている人は、どなたでも気軽に相談してください」という。
新しい治療技術をどんどん取り入れ、その人にあった最大限の効果をあげることを目標としている。 |